基本情報技術者試験 |
2003年度 = 平成15年度・春期 |
午前 |
問30 |
ぺージング方式の仮想記憶システムにおいて、スラッシングが発生しているときの状況はどれか。
| アプリケーションのCPU使用率
| 主記憶と補助記憶の間のページ転送量
|
ア
| 高い
| 多い
|
イ
| 高い
| 少ない
|
ウ
| 低い
| 多い
|
エ
| 低い
| 少ない
|
ウ
ぺージング方式の仮想記憶システムでは、必要なページが主記憶域上に存在しないページフォールトが発生すると、不要なページを主記憶域から仮想記憶装置へ書き出すページアウトを行い、必要なページを仮想記憶装置から主記憶へ読み込むページインを行います。この処理の発生頻度が高くなってシステムの処理能力が急激に低下するのがスラッシングです。
スラッシング発生時は、アプリケーションのCPU使用率は低く、主記憶と補助記憶間のページ転送量は多くなります。