基本情報技術者試験 2003年度 = 平成15年度・春期 午前 問33

 スプーリング機能を使用してプリンタ出力を行うシステムがある。次の条件を満たすためには、スプーリングファイルの容量は少なくとも何Mバイト必要か。

〔条件〕
 (1)  1ジョブ当たりの印刷データは2Mバイトである。
 (2)  スプーリングファイル上では、データは50%に圧縮される。
 (3)  1時間当たり100ジョブを処理し、処理のばらつきは考慮しなくてよい。
 (4)  最大5時間分の印刷データをスプーリングできる。

 ア 100  イ 250  ウ 500  エ 1,000

解答

 ウ

解説

 スプーリングは、周辺装置の動作を処理装置の動作と独立に並行して行わせるために、主記憶装置と低速の入出力装置とのデータ転送を、高速の補助記憶装置を介して行う方式です。たとえば、プリンタなどの低速装置への出力データは、いったん高速な磁気ディスクに格納しておき、その後に出力データを目的の装置に出力を行います。
 本問は、スプーリング用のファイルの容量を問う問題です。
 条件(1)と条件(2)から、1ジョブ当たりのデータは1Mバイトです。1時間当たり100ジョブを処理し、最大5時間分の印刷データをスプーリングするためには、500ジョブ分の容量である500Mバイトが必要です。


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