基本情報技術者試験 2003年度 = 平成15年度・春期 午前 問39

 MTBFが1,500時間、MTTRが500時間であるコンピュータシステムの稼働率を1.25倍に向上させたい。MTTRを幾らにすればよいか。

 ア 100  イ 125  ウ 250  エ 375

解答

 ア

解説

 平均故障間隔MTBFmean time between failure)は故障から回復して次の故障が発生するまでの平均時間であり、平均修理時間MTTRmean time to repair)は、故障が発生して修理を行い再び利用できるまでの平均時間です。
 システムの稼働率は、次の式に示すように、MTBFとMTTRの両方で評価されます。

       稼働時間       MTBF     ────────── = ──────      稼働時間+故障時間   MTBF+MTTR

 まず、本問で与えられたコンピュータシステムの稼働率を求めます。

       1,500     1,500     ─────── = ──── = 0.75      1,500 + 500    2,000

 稼働率75%の1.25倍である93.75%にするためのMTTRは、以下の式を満たすxです。

       1,500     ─────── = 0.9375      1,500 + x

 この式を解くと、x=100が得られます。


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