基本情報技術者試験 2003年度 = 平成15年度・春期 午前 問47

 構造化分析におけるDFDに関する記述として、適切なものはどれか。

 ア  システムの取り得る状態を円で表し、ある状態から次の状態への遷移を矢印で表す図である。
 イ  処理の流れ、処理対象のデータ、使用する装置などを表す図である。
 ウ  要求された機能を幾つかの単位に分割して、その単位間のデータの流れを表す図である。
 エ  レコードを長方形の箱で表し、各レコードの関係を矢印で表す図である。

解答

 ウ

解説

 データフロー図DFDdata flow diagram)では、データの流れを中心にシステムを表現する方法です。データフロー(情報の流れ)を矢印、処理を円、データストア(データが蓄積されている状態)を2本の太線、外部(データの発生源または行先)を四角で表します。

 システムの取り得る状態を円で表し、ある状態から次の状態への遷移を矢印で表すのは、状態遷移図です。

 処理の流れ、処理対象のデータ、使用する装置などを表す図は、流れ図フローチャート)です。

 要求された機能を幾つかの単位に分割して、その単位間のデータの流れを表す図です。

 レコードを長方形の箱で表し各レコードの関係を矢印で表すのは、E-R図です。


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