基本情報技術者試験 |
2004年度 = 平成16年度・春期 |
午前 |
問33 |
パソコンのOSが提供する機能を利用するためのAPIに関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア APIで呼び出されるOSの処理モジュールは、あらかじめそれを利用するプログラムに静的にリンクしておく必要がある。
イ OSのAPIが提供されない周辺機器は、ユーザプログラムから利用又は制御することはできない。
ウ アーキテクチャの異なるCPU間でも、同じOSとそのAPIを使用することによって、プログラムの互換性を高め、移植時の工数を削減することが可能である。
エ 異なるOS間でもAPIは共通であり、APIだけを使用したプログラムであれば、再コンパイルだけでほかのOSへの移植が可能である。
ウ
API(application program interface)は、OSやミドルウェアなどのプラットフォーム上で動作するソフトウェアで利用できる命令や関数の集合です。
これを呼び出すことによって、アプリケーションから、プラットフォームが用意する各種機能が利用できるようになります。
ア APIで呼び出されるOSの処理モジュールは、自動的に動的リンクされますので、あらかじめそれを利用するプログラムに静的にリンクしておく必要はありません。
イ OSのAPIが提供されない周辺機器でも、コンソール(キーボード、ディスプレイ)、ハードディスク、プリンタなどの機器に関しては、ユーザプログラムからOSの標準的な機能のみで利用・制御できるようになっています。
ウ アーキテクチャの異なるCPU間でも、同じOSとそのAPIを使用することによって、プログラムの互換性を高め、移植時の工数を削減することが可能です。
エ 異なるOS間でAPIは共通ではありませんので、APIだけを使用したプログラムであっても、再コンパイルだけでのほかのOSへの移植は不可能です。