基本情報技術者試験 |
2004年度 = 平成16年度・春期 |
午前 |
問44 |
次の文はある二つの言語処理系について記述したものである。Bと比べたAの利点を記述しているものはどれか。
A:高水準言語で作成されたプログラムを、中間言語、アセンブラ言語又は機械語で記述されたプログラムに翻訳する。
B:原始プログラム中の命令文を一文ずつ解釈し、実行する。
ア 処理の最適化が図れる。
イ 対話的な実行環境が構築できる。
ウ デバッグ機能を組み込みやすい。
エ プログラム作成とテストを並行してできる。
ア
Aはコンパイラ方式、Bはインタプリタ方式です。
A コンパイラ方式
ソースプログラムの構文解析、意味解析を行い、コードを生成します。作成されるコードは、高速に実行できます。
B インタプリタ方式
インタプリタは、“通訳者”という意味です。プログラム実行時に、原始プログラム(ソースプログラム)を1文ずつ解析しながら実行するため、実行速度は期待できません。
選択肢アはコンパイラ方式の利点であり、選択肢イ、ウ、エはインタプリタ方式の利点です。