基本情報技術者試験 2004年度 = 平成16年度・春期 午前 問59

 パソコンの主記憶の効率的な使用に関する記述として、適切なものはどれか。

ア 各種のアプリケーションの処理中に異常終了が何回か発生したときは、デフラグメンテーションを実行する。
イ 主記憶領域の使用率を下げるために、デスクトップ上の利用頻度の少ないアイコンを削除したり、不要なウィンドウを閉じたりする。
ウ 主記憶領域を確保するために、アーカイブ機能で書庫を整理する。
エ データの記録と消去を頻繁に行った結果、処理速度が遅くなった場合は、スキャンディスクを実行する。

解答



解説

 各種のアプリケーションの処理中に異常終了が何回か発生したときは、確保されたメモリが解放されないままの状態になっていることがあるため、再起動すべきです(メモリ用のデフラグメンテーションツールは、通常は標準では提供されません)。

 主記憶領域の使用率を下げるために、デスクトップ上の利用頻度の少ないアイコンを削除したり、不要なウィンドウを閉じたりするのは適切です。

 アーカイブ機能で書庫を整理しても、ディスクの使用率は向上できますが、書庫中のファイルをアクセスする際は、主記憶が余計に必要となります。

 データの記録と消去を頻繁に行った結果、処理速度が遅くなった場合は、スキャンディスクを実行すると、ディスクのアクセス速度の向上が期待できますが、主記憶が効率的に使用できるわけではありません。


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