基本情報技術者試験 |
2004年度 = 平成16年度・秋期 |
午前 |
問22 |
システムA、Bのキャッシュメモリと主記憶のアクセス時間は表のとおりである。あるプログラムをシステムAで実行したときのキャッシュメモリのヒット率と実効アクセス時間は、システムBで実行したときと同じになった。このときのキャッシュメモリのヒット率は幾らか。
単位 ナノ秒
| CPU X
| CPU Y
|
キャッシュメモリ
| 15
| 10
|
主記憶
| 50
| 70
|
エ
処理装置の演算速度に比べ主記憶装置へのアクセス速度は遅く、その速度差を縮める方法の一つが、処理装置と主記憶装置の間におかれる高速の記憶装置であるキャッシュメモリです。
アクセスするデータがキャッシュメモリ上に存在する割合がヒット率です。
AとBの実効メモリアクセス時間が等しいのですから、ヒット率をcとすると、次の関係が成立します。
c × 15 +(1-c)×50 = c × 10 +(1-c)×70
この式を解くと、以下のようにヒット率が求められます。
(15-50-10+70)×c = 70-50
25×c = 20
c = 0.8