基本情報技術者試験 2004年度 = 平成16年度・秋期 午前 問69

 データベースシステムにおいて、複数のトランザクション処理プログラムが同一データベースを同時に更新する場合、論理的な矛盾を生じさせないために用いる技法はどれか。

ア 再編成 イ 正規化
ウ 整合性制約 エ 排他制御

解答



解説

ア 再編成
 データベースへのデータの追加、削除、更新が繰り返され、データベースの格納効率が低下したときに行う作業です。

イ 正規化
 データベースの項目の意味内容とデータ項目間の関係を分析して、重複更新などの冗長さや矛盾がないデータを定義することであり、第1正規化、第2正規化、第3正規化の順に行って細分化します。

ウ 整合性制約
 最低限のデータベースの整合性を保つための制約です。

エ 排他制御
 データベースシステムにおいて、複数のトランザクション処理プログラムが同一データベースを同時に更新する場合、論理的な矛盾を生じさせないために用いる手法です。データをアクセスする際にロックをかけることによって、他のユーザやプログラムがアクセスできないようにします。DBMSが自動的に行うものと、アプリケーションプログラムがDBMSに明示的に指示して行うものとがあります。


BohYoh.comトップページへ