基本情報技術者試験 2005年度 = 平成17年度・春期 午前 問21

 コンピュータの高速化技術の一つであるメモリインタリーブに関する記述として、適切なものはどれか。

ア 主記憶と入出力装置、又は主記憶同士のデータの受渡しをCPU経由でなく直接やり取りする方式
イ 主記憶にデータを送り出す際に、データをキャッシュに書き込み、キャッシュがあふれたときに主記憶へ書き込む方式
ウ 主記憶のデータの一部をキャッシュにコピーすることによって、レジスタと主記憶とのアクセス速度の差を縮める方式
エ 主記憶を複数の独立して動作するグループに分けて、各グループに並列にアクセスする方式

解答



解説

 メモリインタリーブは、主記憶を幾つかの並列にアクセス可能な区画に分割し、各アクセス単位をできるだけ並行動作させることによって、連続したメモリへのアクセスを効率良く行う方式です。

 主記憶と入出力装置、又は主記憶同士のデータの受渡しをCPU経由でなく直接やり取りするのは、DMAdirect memory access)です。

 主記憶にデータを送り出す際に、データをキャッシュに書き込み、キャッシュがあふれたときに主記憶へ書き込むのは、ライトバック方式を用いたキャッシュメモリです。

 主記憶のデータの一部をキャッシュにコピーすることによって、レジスタと主記憶とのアクセス速度の差を縮めるのは、キャッシュメモリです。

 主記憶を複数の独立して動作するグループに分けて、各グループに並列にアクセスする方式です。


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