ア　各タスクの優先度を決めて、優先度が高い順に実行するが、CPU割当てまでの待ち時間の長さに応じて優先度を徐々に上げていく。

イ　各タスクをCPU待ち行列に置かれた順に実行し、一定時間が経過したら実行を中断してCPU待ち行列の最後尾に加える。

ウ　処理予定時間が最も短いタスクから処理を実行する。現在実行中の処理が完結するか、又は何らかの要因によって中断されたとき、次のタスクを開始する。

エ　タスクがシステムに到着した順に実行可能待ち行列の最後尾に加え、常に実行可能待ち行列の先頭のタスクにCPUを割り当てる。

ア　各タスクの優先度を決めて、優先度が高い順に実行するが、CPU割当てまでの待ち時間の長さに応じて優先度を徐々に上げていくのは、動的優先度方式です。待ち時間の長いタスクは、優先度が上がることによって実行状態へ移行しやすくなるため、特定のタスクがCPU資源の割当てを待ち続ける可能性が高くなることはありません。

イ　各タスクをCPU待ち行列に置かれた順に実行し、一定時間が経過したら実行を中断してCPU待ち行列の最後尾に加えるのは、ラウンドロビン方式です。すべてのタスクが公平に実行状態に移行するため、特定のタスクがCPU資源の割当てを待ち続ける可能性が高くなることはありません。

ウ　処理予定時間が最も短いタスクから処理を実行し、現在実行中の処理が完結するか、又は何らかの要因によって中断されたとき、次のタスクを開始するのは、処理時間順方式です。処理予定時間の長いタスクは、他のタスクが終了するまで待たされることになるため、特定のタスクがCPU資源の割当てを待ち続ける可能性が高くなります。

エ　タスクがシステムに到着した順に実行可能待ち行列の最後尾に加え、常に実行可能待ち行列の先頭のタスクにCPUを割り当てるのは、到着順です。優先度や処理時間に依存することなく、タスクが公平に実行状態に移行するため、特定のタスクがCPU資源の割当てを待ち続ける可能性が高くなることはありません。