基本情報技術者試験 |
2007年度 = 平成19年度・春期 |
午前 |
問29 |
セマフォを用いる目的として、適切なものはどれか。
ア 共有資源を管理する。
イ スタックを容易に実現する。
ウ スラッシングの発生を回避する。
エ セグメンテーションを実現する。
ア
セマフォとは、手旗信号を意味する言葉です。コンピュータの世界では、E.W.Dijkstraが提案した、カウンタと待ち行列からなるデータ構造を指します。
資源の状態を待ち(P)、続行(V)の二つの操作で表すことで共有データの排他的アクセス、同一資源の割当てなどの作業を行い、プロセス間で同期を取り、資源を共有する複数のプロセスの処理を円滑に行います。