基本情報技術者試験 2008年度 = 平成20年度・春期 午前 問13

 データの整列方法に関する記述のうち、適切なものはどれか。

ア クイックソートでは、ある一定間隔おきに取り出した要素から成る部分列をそれぞれ整列し、更に間隔を詰めて同様の操作を行い、間隔が1になるまでこれを繰り返す。
イ シェルソートでは、隣り合う要素を比較して、大小の順が逆であれば、それらの要素を入れ替えるという操作を繰り返して行う。
ウ バブルソートでは、中間的な基準値を決めて、それよりも大きな値を集めた区分と小さな値を集めた区分に要素を振り分ける。次に、それぞれの区分の中で同様な処理を繰り返す。
エ ヒープソートでは、未整列の部分を順序木に構成し、そこから最大値又は最小値を取り出して既整列の部分に移す。これらの操作を繰り返して、未整列部分を縮めていく。

解答



解説

 ある間隔で要素を取り出した部分列を整列し、更に間隔を詰めた部分列を取り出して整列する方法は、クイックソートではなくシェルソートです。

 隣り合う要素を比較して、大小の順が逆であれば、それらの要素を入れ替えるという操作を繰り返して行う方法は、シェルソートではなくバブルソート(単純交換ソート)です。

 中間的な基準値を決めて、それより大きな値の要素を集めた区分と小さな値の要素を集めた区分とに振り分け、次にそれぞれの区分の中で同様な処理を繰り返す方法は、バブルソートではなくクイックソートです。

 ヒープソートは、未整列の部分を順序木で表し、そこから最大値又は最小値を取り出して既整列の部分に移す操作を繰り返して、未整列部分を縮めていく方法です。


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