基本情報技術者試験 |
2008年度 = 平成20年度・秋期 |
午前 |
問41 |
オブジェクト指向における基底クラスと派生クラスの関係にあるものはどれか。
ア “会社”と“社員”
| イ “自動車”と“エンジン”
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ウ “図形”と“三角形”
| エ “人間”と“頭”
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ウ
インヘリタンス(継承)によって、あるクラスのデータメンバやメソッド(手続き)などの資産を継承しながら、別のクラスを定義することができます。もとになるクラスをスーパークラス(基底クラス/上位クラス/親クラス)、そこから新しく作ったクラスをサブクラス(派生クラス/下位クラス/子クラス)と呼びます。
二つのクラスの間には、『サブクラスは、スーパークラスの一種である』という、is-Aの関係が成立するのが一般的です。
選択肢の中で基底クラスと派生クラスとなるのは、“図形”と“三角形”です。『三角形は図形の一種である』という、is-Aの関係が成立します。
なお、それ以外の選択肢には、is-Aの関係は成立しません。たとえば、『社員は会社の一種である』ということは不可能です。