基本情報技術者試験 |
2009年度 = 平成21年度・春期 |
午前 |
問5 |
関数や手続を呼び出す際に、戻り番地や処理途中のデータを一時的に保存するのに適したデータ構造はどれか。
ア 2分探索木
| イ キュー
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ウ スタック
| エ 双方向連結リスト
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ウ
関数Aから関数Bを呼び出し、呼び出された関数Bから関数Cを呼び出しているとします。関数Cの実行終了後は関数Bに戻る必要がありますし、関数Bの実行終了後は関数Aに戻る必要があります。
そのため、関数や手続を呼び出す際に、戻り番地や処理途中のデータを一時的に保存するのに適したデータ構造はスタック(stack)です。スタックは、データをLIFO(Last-In First-Out)で蓄えます。ちょうど、机の上に重ねた皿のように、最も上に重ねた皿を優先的に取り出すのと同様です。