基本情報技術者試験 2009年度 = 平成21年度・秋期 午前 問19

 A、Bというディレクトリ名をもつ複数個のディレクトリが図の構造で管理されている。


 カレントディレクトリを¥A¥B → .. → ..¥B → .¥Aの順に移動させた場合、最終的なカレントディレクトリはどこか。ここで、ディレクトリの指定方法は、次のとおりとする。

〔ディレクトリの指定方法〕
(1) ディレクトリは“ディレクトリ名¥…¥ディレクトリ名”のように、経路上のディレクトリを“¥”で区切って並べた後に“¥”とディレクトリ名を指定する。
(2) カレントディレクトリは“.”で表す。
(3) 1階層上のディレクトリは“..”で表す。
(4) 始まりが“¥”のときは、左端にルートディレクトリが省略されているものとする。
(5) 始まりが“¥”,“.”,“..”のいずれでもないときは、左端にカレントディレクトリ配下であることを表す“.¥”が省略されているものとする。

ア ¥A イ ¥A¥A ウ ¥A¥B¥A エ ¥B¥A

解答



解説

 最初は\A\Bですから、下図に示すに移動します。

        ルート           \            B      /    / \     A    A   B    /   / \   A   A   B

 次に..によって、下図に示す親ディレクトリに移動します。

        ルート        /   \            B      /    / \     A    A   B    /   / \   A   A   B

 次に..\Bによって、下図に示す親であるルートディレクトリの子ディレクトリであるディレクトリに移動します。

        ルート        /   \                  / \   / \     A   B A   B    /   / \   A   A   B

 次に.\Aによって、下図に示す子であるディレクトリに移動します。

        ルート        /   \       A           / \    \     A   B    B    /   / \   A   A   B

 このディレクトリを絶対パスで表すと\B\Aです。


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