基本情報技術者試験 2010年度 = 平成22年度・春期 午前 問20

 仮想記憶を用いたコンピュータでのアプリケーション利用に関する記述のうち、適切なものはどれか。

ア アプリケーションには、仮想記憶を利用するためのモジュールを組み込んでおく必要がある。
イ 仮想記憶は、磁気ディスクにインストールされたアプリケーションだけが利用できる。
ウ 仮想記憶を使用していても主記憶が少ないと、アプリケーション利用時にページフォールトが多発してシステムのスループットは低下する。
エ 仮想記憶を利用するためには、個々のアプリケーションで仮想記憶を使用するという設定が必要である。

解答



解説

 仮想記憶の制御はOSが行いますので、アプリケーションに仮想記憶を利用するためのモジュールを組み込む必要はありません。

 仮想記憶が利用できる対称は、原則としてすべてのアプリケーションであり、磁気ディスクにインストールされたアプリケーションに限られることはありません

 仮想記憶を使用していても、主記憶が少なければ、アプリケーション利用時にページフォールト(実記憶上にないページをアクセスることによって発生する割込み)が多発してシステムのスループットは低下します。

 仮想記憶の制御はOSが行いますので、個々のアプリケーションで仮想記憶を使用するという設定の必要はありません


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