基本情報技術者試験 2010年度 = 平成22年度・秋期 午前 問2

 けた落ちの説明として、適切なものはどれか。

ア 値がほぼ等しい浮動小数点同士の減算において、有効けた数が大幅に減ってしまうことがある。
イ 演算結果が、扱える数値の最大値を超えることによって生じる誤差である。
ウ 数表現のけた数に限度があるとき、最小のけたより小さい部分について四捨五入、切上げ又は切捨てを行うことによって生じる誤差である。
エ 浮動小数点の加算において、一方の数値の下位のけたが欠落することである。

解答



解説

 値がほぼ等しい浮動小数点同士の減算において、有効けた数が大幅に減ってしまうことがあるのが、けた落ちです。

 演算結果が、扱える数値の最大値を超えることによって生じる誤差は、オーバフローです。

 数表現のけた数に限度があるとき、最小のけたより小さい部分について四捨五入、切上げ又は切捨てを行うことによって生じる誤差は、丸め誤差です。

 浮動小数点の加算において、一方の数値の下位のけたが欠落するのは、情報落ち誤差です。


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