基本情報技術者試験 |
2013年度 = 平成25年度・春期 |
午前 |
問19 |
主記憶の管理方式とマルチプログラミングでのプログラムの多重度の組合せで,スラッシングが発生しやすいのはどれか。
| 主記憶の管理方式
| プログラムの多重度
|
ア
| 仮想記憶方式
| 大きい
|
イ
| 仮想記憶方式
| 小さい
|
ウ
| 実記憶方式
| 大きい
|
エ
| 実記憶方式
| 小さい
|
ア
ぺージング方式の仮想記憶システムでは、必要なページが主記憶域上に存在しないページフォールトが発生すると、不要なページを主記憶域から仮想記憶装置へ書き出すページアウトを行い、必要なページを仮想記憶装置から主記憶へ読み込むページインを行います。この処理の発生頻度が高くなってシステムの処理能力が急激に低下するのがスラッシングです。
なお、実記憶方式では、そもそも主記憶と仮想記憶域装置とのやりとりが行われませんので、スラッシングが発生することはありません。
したがって、正解はアです。