第1種情報処理技術者試験 |
1995年度 = 平成7年度 |
午前 |
問13 |
複数のハードディスクを一体にして大容量化し、同時に複数のドライブにアクセスすることで高速化する。更に1台のディスクドライブに障害が発生したときでも、システムを停止することなくアクセスができるテクノロジーとして、最近注目されているものはどれか。
ア Disk Cache
| イ Disk Duplex
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ウ Disk Exchanger
| エ Disk Mirroring
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オ Redundant Arrays of Inexpensive Disks(RAID)
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オ
ア Disk Cache
主記憶とハードディスクのアクセス速度の差を補うために、補助的な記憶装置を両者の間に置く緩衝記憶装置です。
イ Disk Duplex
ハードディスクを二重化しておき、障害が発生したときに、待機用ディスクに切り替えることです。
ウ Disk Exchanger
ハードディスクをカートリッジなどに格納しておき、交換する方式です。
エ Disk Mirroring
同一データを複数のディスクに格納し、一方のディスクが故障すると他方のディスクを利用する方式です。RAID 1に相当します。
オ Redundant Arrays of Inexpensive Disks(RAID)
複数の低価格ディスクを利用して信頼性の高いディスクシステムを実現する技術で、いくつかの方式があります。
ストライピング(RAID 0)では、データを細分化して複数台の磁気ディスクに格納してアクセスを高速化します。ミラーリング(RAID 1)では、同一データを複数のディスクに格納し、一方のディスクが故障すると他方のディスクを利用します。RAID 3では、データチェック用のパリティビットを1台のディスクに記録し、データを分散して格納します。アクセスが高速化されるとともに、障害児の復旧も容易です。