第1種情報処理技術者試験 1995年度 = 平成7年度 午前 問43

 関係データベースにおけるデータの正規化に関して、正しい記述はどれか。

ア 正規化はデータベースのアクセス効率を向上させるために行うものである。
イ 正規化を行うと、一つの主キーに対して特定の属性が複数の値をもつような入れ子のリレーションは、排除(分割)される。
ウ 正規化を行っていない非正規化のリレーションに対しても、選択、射影などの関係演算を実行することは可能である。
エ 正規化を完全に行うと、個々のリレーション間では、同一の属性(例えば社員コードや商品コードなど)を重複してもつことはなくなる。
オ プログラム設計を終えないと、正規化は行えない。

解答



解説

 正規化は、データベースの項目の意味内容とデータ項目間の関係を分析して、重複更新などの冗長さや矛盾がないデータを定義することです。

 データベースのアクセス効率を向上させるために行うのは、再編成です。

 正規化を行うと、一つの主キーに対して特定の属性が複数の値をもつような入れ子のリレーションは、排除(分割)されます。

 正規化を行っていない非正規化のリレーションに対しては、選択、射影などの関係演算を実行することは不可能です。

 正規化を完全に行っても、個々のリレーション間では、同一の属性(例えば社員コードや商品コードなど)を重複してもつことはなくなるとは限りません

 プログラム設計を終えなくても、正規化は行えます


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