第1種情報処理技術者試験 1995年度 = 平成7年度 午前 問44

 一般にデータベースの設計開発では、対象とする実世界についてまず概念モデルを作り、これを論理モデルに変換する。次にこの論理モデルに基づいて、特定のデータベース管理システム(DBMS)を使ってコンピュータシステム上にデータベースを実現する。これらのモデルに関する説明のうち、適切なものを二つ選べ

ア 概念モデルの図式的記法の一つに、実体関連モデル(E-Rモデル)がある。
イ 概念モデルの一つに、関係データモデルがある。
ウ 概念モデルはデータ定義を、論理モデルはその操作をそれぞれ記述する。
エ 論理モデルが決まると、データベースの物理構造(内部スキーマ)は、ただ一つに定まる。
オ 論理モデルの記述法の一つに、階層モデルがある。

解答

ア・オ

解説

 概念モデルの図式的記法の一つに、実体関連モデル(E-Rモデル)があります。E-Rモデルは、実体と実体間の関連を表現します。

 論理モデルの一つに、関係データモデルがあります。

 概念モデルは、データとデータ間の関連などを定義します。

 概念モデルが決まると、データベースの物理構造(内部スキーマ)は、ただ一つに定まります。

 論理モデルの記述法の一つに、階層モデルがあります。


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