第1種情報処理技術者試験 1995年度 = 平成7年度 午前 問45

 データベース管理システム(DBMS)の排他制御機能に関して、正しい記述はどれか。

ア 排他制御には、DBMSが自動的に行うものと、アプリケーションプログラムが明示的に指定するものとがある。
イ 排他制御の第一の目的は、デッドロックの防止である。
ウ 排他制御は、オンライン更新のためのものであり、バッチ更新時には排他制御を行う必要はない。
エ 排他制御は、ファイル(関係表)単位に行われることが多い。
オ 排他制御を行っても、処理効率にはあまり影響がない。

解答



解説

 データベース管理システム(DBMS)の排他制御は、複数のアプリケーションが同時にデータベースをアクセスすることによって整合性のとれない状態にならないようにするために行うものです。

 排他制御には、DBMSが自動的に行うものと、アプリケーションプログラムが明示的に指定するものとがあります。

 排他制御の第一の目的は、デッドロックの防止ではなく、同時アクセスの回避です。

 排他制御は、オンライン更新時だけでなく、バッチ更新時にも行う必要があります

 排他制御は、ファイル(関係表)単位ではなく、レコードやブロックなどの単位で行われることが多いです。

 排他制御を行うことによって、他のアプリケーションが利用しているデータベースへのアクセスが待たされることになりますので、処理効率には影響があります


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