第1種情報処理技術者試験 1995年度 = 平成7年度 午前 問62

 オブジェクト指向プログラミングの特徴の一つであり、外部にはオブジェクト対する操作だけを見せ、その操作の実現方法や内部データの表現を隠すことを何というか。

ア インスタンス イ インヘリタンス ウ カプセル化
エ クラス オ メッセージパッシング

解答



解説

ア インスタンス
 クラスを基に作られた実体です。いわゆる“変数”に相当します。

イ インヘリタンス
 既存のクラスの特性をもとに、新しいクラスを定義することです。元のクラスをスーパークラス(基本クラス)、新しく作られたクラスをサブクラス(派生クラス)と呼びます。サブクラスは、スーパークラスのデータやメソッドを継承することになる。モデルの拡張や変更の際に変更部分を局所化できます。

ウ カプセル化
 データ、そのデータを操作するプロセス及び制約をオブジェクト内に封じ込んで、外部にはオブジェクト対する操作だけを見せ、その操作の実現方法や内部データの表現を隠すことです。

ウ クラス
 共通の属性をもつオブジェクトの性質を定義したものです。

オ メッセージパッシング
 オブジェクト間でメソッドを呼び出すこと。



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