第1種情報処理技術者試験 1996年度 = 平成8年度 午前 問16

 メモリインタリーブの説明として、正しいものはどれか。

ア 仮想記憶システムにおいて、実行中のプログラムの主記憶割当てを最適化し、プログラムの主記憶への常駐度を高める。
イ 主記憶の一部を、ファイル媒体と同等にアクセスできるようにし、高速なディスク装置として利用する。
ウ 主記憶を固定長のページに分割し、外部記憶との間で必要なページをページイン、ページアウトすることによって、主記憶を効率的に利用する。
エ 主記憶を複数のバンクに分割し、各バンクを並行してアクセスできるようにすることによって、主記憶のアクセスを高速化する。
オ スワッピング用の外部記憶を専用に用意し、長時間実行できない状態にあるジョブを外部記憶上にスワップアウトすることによって、主記憶の利用効率を向上させる。

解答



解説

 仮想記憶システムにおいて、実行中のプログラムの主記憶割当てを最適化し、プログラムの主記憶への常駐度を高めるのは、ページ置換アルゴリズムの最適化に関することです。

 主記憶の一部を、ファイル媒体と同等にアクセスできるようにし、高速なディスク装置として利用するのは、ディスクキャッシュの考え方です。

 主記憶を固定長のページに分割し、外部記憶との間で必要なページをページイン、ページアウトすることによって、主記憶を効率的に利用するのは、ページング方式です。

 主記憶を複数のバンクに分割し、各バンクを並行してアクセスできるようにすることによって、主記憶のアクセスを高速化します。

 スワッピング用の外部記憶を専用に用意し、長時間実行できない状態にあるジョブを外部記憶上にスワップアウトすることによって、主記憶の利用効率を向上させるのは、スワッピングの基本的な考え方です。


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