第1種情報処理技術者試験 1996年度 = 平成8年度 午前 問21

 割込みに関する記述のうち、正しいものはどれか。

ア 割込み処理が、更に割り込まれることはない。
イ 割込み処理は、先に発生した割込みから順番に行われる。
ウ 割込みは禁止することができる。
エ 割込みは、入出力の終了を知らせるためだけに用いられる。
オ 割込みを明示的に発生させるための命令はない。

解答



解説

 割込みが発生すると、実行中のプロセスを一時停止し、そのプロセスの再続行が可能なようにCPUの状態などを保存します。一種のサブルーチンコール(関数呼び出し)のようなものであり、割込み条件が成立すると、割込みの種類に応じてあらかじめ指定されたプログラムが実行されます。実行後は(何もなかったかのように)元のプログラムに戻ります。

 割込み処理の実行中に割込みが発生することを多重割込みといいます。ただし、多重割込みには優先順位が付けられており、高い優先順位の割込み処理の実行中は、優先順位の低い割込みはマスクされます。

 割込み処理は、優先度の高いものから行われます。

 割込みは禁止することができます。これをマスクといいます。

 割込みには、スーパーバイザコール割込み入出力割込みマシンチェック割込み外部割込みリスタート割込みなどがあります。

 割込みは、ソフトウェアによって明示的に発生させることができます。


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