第1種情報処理技術者試験 |
1996年度 = 平成8年度 |
午前 |
問28 |
イベントドリブンスケジューリングに関する記述のうち、正しいものはどれか。
ア 環境の変化をトリガとして、タスクのスケジューリングを実行する。
イ タスクの優先順位をダイナミックに変更しながらスケジューリングをする方式である。
ウ タスクを一定周期で実行するためのスケジューリング方式である。
エ 優先度の低いタスクのスケジューリングに適用する。
オ ラウンドロビン方式と組み合わせて使うことができないスケジューリング方式である。
ア
イベントドリブンスケジューリングは、事象すなわちイベント(システムの状態変化)が発生したのを契機にして、CPUを切り換えてタスクのスケジューリングを実行する方式です。マルチプログラミングを実現するための基本となる技術です。
イベント(event)が発生するタイミングの例:
(a) 入出力の完了
(b) 入出力要求の発生
(c) ジョブの到着
(d) ジョブの完了