第1種情報処理技術者試験 |
1996年度 = 平成8年度 |
午前 |
問29 |
プロセスA、Bはそれぞれ次のような時間(ミリ秒)でCPUとI/O(入出力装置)を用いた処理をする。
プロセスA:CPU(10) → I/O(20) → CPU(10) → I/O(30) → CPU(10)
プロセスB:CPU(5) → I/O(30) → CPU(5) → I/O(20) → CPU(5)
(→はプロセスA、Bの進行過程を示し、( )内の数字は処理時間を示す。)
この二つのプロセスを同時に実行させたとき、プロセスの開始から二つのプロセスの完了まで間のCPU利用率(%)に最も近いものはどれか。ここで、同期実行の条件は次のとおりとする。
・最初はプロセスAにCPU時間が割り当てられる。
・CPU時間は5ミリ秒ごとのラウンドロビン方式でスケジューリングされる。
・二つのプロセスがアクセスする入出力装置は異なった装置であり、同時処理が可能である。
・割込み処理に要する時間は無視してよい。
・この二つのプロセスだけが実行され、ほかにプロセスはない。
ウ
問題の指示通りにタイムチャートを書くと次のようになります。
CPU処理時間は90秒であり、そのうちの45秒が働いていますので、CPUの利用効率は50%となります。