第1種情報処理技術者試験 1996年度 = 平成8年度 午前 問34

 文字符号の伝送に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

ア 調歩式伝送においては、ある文字符号と次の文字符号の時間間隔は任意である。
イ 調歩式伝送のスタートエレメントは2進数の0の状態をとり、文字符号の発頭に位置する。
ウ 調歩式伝送のストップエレメントは2進数の1の状態をとり、その長さは規定の最小長以上であれば任意である。
エ 調歩式伝送は非同期伝送である。
オ 同期式伝送においては、スタートエレメントとストップエレメントの長さが単位長であり、文字符号の時間間隔は一定になる。

解答



解説

 調歩式は、受信側とは関係なく、送信側のタイミングで送信する非同期伝送式です。

 調歩式伝送においては、スタートエレメントによって文字の開始を判定しますから、ある文字符号と次の文字符号の時間間隔は任意です。

 調歩式伝送のスタートエレメントは2進数の0の状態をとり、文字符号の発頭に位置します。

 調歩式伝送のストップエレメントは2進数の1の状態をとり、その長さは規定の最小長以上であれば任意です。

 調歩式伝送は、スタートエレメントとストップエレメントで同期を取りますから非同期伝送です。

 同期式伝送においては、同期用信号を送信することによって同期を取りますから、スタートエレメントとストップエレメントの長さが単位長となることはありません。


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