第1種情報処理技術者試験
1996年度 = 平成8年度
午前
問35
通信回線を使用したデータ伝送システムにM/M/1モデルの待ち行列理論を適用すると、平均回線待ち時間、平均伝送時間、回線利用率の関係は次の式で表される。
回線利用率 平均回線待ち時間 = 平均伝送時間 × ──────── 1 - 回線利用率
平均回線待ち時間が平均伝送時間よりも長くなるのは、回線利用率(%)がどの値を超える場合か。
ア 40
イ 50
ウ 60
エ 70
オ 80
解答
イ
解説
平均回線待ち時間が平均伝送時間よりも長くなるのは、
回線利用率 ÷ (1-回線利用率)
が1より大きくなる場合です。
回線利用率 ÷ (1-回線利用率)
> 1
回線利用率
> (1-回線利用率)
2 × 回線利用率
> 1
回線利用率
> 0.5
したがって、正解は
イ
です。