第1種情報処理技術者試験 |
1997年度 = 平成9年度 |
午前 |
問27 |
セマフォを用いる目的として、正しいものはどれか。
ア 共有資源を管理する。
| イ スタックを容易に実現する。
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ウ スラッシングを減らす。
| エ セグメンテーションを実現する。
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ア
セマフォとは、手旗信号を意味する言葉です。コンピュータの世界では、E.W.Dijkstarが提案した、カウンタと待ち行列からなるデータ構造を指し、プロセスの排他制御のために用いられます。
資源の状態を待ち(P=資源獲得)、続行(V=資源解放)の二つの操作で表すことで、共有データの排他的アクセス、同一資源の割当てなどの作業を行い、プロセス間で同期を取って、資源を共有する複数のプロセスの処理を円滑に行います。