第1種情報処理技術者試験 |
1997年度 = 平成9年度 |
午前 |
問44 |
関係データベースのあるテーブルの主キーが、別のテーブルの外部キーとして定義されている場合、行(レコード)の追加・削除の操作の制限について、正しい組合せはどれか。次の表の中で△印は、主キーと外部キーに同一の値があるか無いかによって、操作に制限が生じることを表し、○印は、主キーと外部キーの値に無関係に操作できることを表す。
| 主キー側の 行の追加
| 主キー側の 行の削除
| 外部キー側の 行の追加
| 外部キー側の 行の削除
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ア
| △
| ○
| ○
| △
|
イ
| ○
| △
| △
| ○
|
ウ
| ○
| △
| ○
| △
|
エ
| △
| ○
| △
| ○
|
イ
主キーは、一意に行を識別するための列(の組合せ)で、外部キーは、別の表の主キーを参照する列のことです。
■キーの追加
主キー側の行の追加は自由に行えます(○)が、それと同一のキーがない限り外部キー側の行の追加は行えません(△)。
■キーの削除
主キー側の行の削除は同一の外部キーが存在する際に“実行できない”“外部キーを同時に削除しなければならない”といった制限を受けます(○)が、外部キー側の行の削除は自由に行えます(○)。
したがって、正解はイです。