第1種情報処理技術者試験 |
1997年度 = 平成9年度 |
午前 |
問45 |
関係データベースにおけるインデックス設定に関する記述として、正しいものはどれか。
ア インデックスの設定に際しては、検索条件の検討だけでなく、テーブル全体のサイズについての考慮も必要である。
イ インデックスの設定によって検索性能が向上する場合は、更新・削除・追加処理の性能も必ず向上する。
ウ インデックスの設定は、論理設計時点で洗い出された検索条件に指定されるすべての列について行う必要がある。
エ 性別のように2値しかもたないような列でも、検索条件に頻繁に指定する場合は、インデックスの設定を行う方がよい。
ア
ア インデックスの設定に際しては、検索条件の検討だけでなく、テーブル全体のサイズについての考慮も必要です。
イ インデックスの設定によって検索性能が向上しますが、行の追加・削除に伴ってインデックスの追加・削除が発生しますので、更新・削除・追加処理の性能に必ずしも向上するわけではりあません。
ウ インデックスの設定は、論理設計時点で洗い出された検索条件に指定されるすべての列について行うと、テーブルサイズの増大、更新・削除・追加処理の性能低下に結びつきますので、厳選した列に対してのみ指定すべきです。
エ 性別のように2値しかもたないような列では、データの絞り込みがほとんどできませんので、インデックスの設定を行うべきではありません。