第1種情報処理技術者試験 |
1998年度 = 平成10年度 |
午前 |
問21 |
ICメモリのうち、記憶セルにフリップフロップを使用していて、高速にアクセスができ、パソコンのキャッシュメモリとして多く用いられているものはどれか。
ア DRAM
| イ EDO DRAM
| ウ SRAM
| エ VRAM
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エ
ア DRAM(dynamic RAM)
1ビットを、コンデンサに電荷を蓄えた状態かどうかで表現します。時間の経過とともに放電するので定期的な書き込み=リフレッシュが必要です。SRAMと比較すると高集積、低速、小消費電力です。
イ EDO DRAM(extended data out DRAM)
データを出力する時間を長くして、出力しない時間を短くすることによって、高速化したDRAMです。
ウ SRAM
フリップフロップ(双安定回路)で作られており、集積度が低く製造コストが高くなります。そのため、比較的小容量であるキャッシュメモリなどに使われます。DRAMと比較すると低集積、高速、大消費電力です。
エ VRAM(video RAM)
グラフィック画面用のメモリです。