第1種情報処理技術者試験 1998年度 = 平成10年度 午前 問27

 プログラム実行時のメモリ管理に関する記述として、正しいものはどれか。

ア 主記憶域の容量をこえるプログラムを実行できるようにすることを、メモリコンパクションという。
イ プログラムが使用しなくなったヒープ領域を回収して再度使用可能にする処理を、ガーベジコレクションという。
ウ プログラム実行中必要になった時点で、ライブラリに用意されているプログラムモジュールをロードする方法を、動的再配置という。
エ メモリを有効に利用するために、オブジェクトモジュールを主記憶上で移動させ、プログラムを実行することを、動的リンキングという。

解答



解説

 主記憶域の容量をこえるプログラムを実行できるようにするのは、仮想記憶です。メモリコンパクションとは、主記憶域にフラグメンテーションが発生して、不連続な空き領域が発生した際に、それらを連続した領域に集めることです。

 プログラムが使用しなくなったヒープ領域を回収して再度使用可能にする処理を、ガーベジコレクション(garbage collection)といいます。

 プログラム実行中必要になった時点で、ライブラリに用意されているプログラムモジュールをロードする方法を、動的リンキングといいます。

 メモリを有効に利用するために、オブジェクトモジュールを主記憶上で移動させ、プログラムを実行することを、動的再配置といいます。


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