第1種情報処理技術者試験 1999年度 = 平成11年度 午前 問81

 コンピュータシステムが災害や障害によって使用不能になった場合に、迅速に復旧させるための対策として、適切なものはどれか。

ア 遠隔地にバックアップ用のシステムを構築して、復旧に必要なプログラムやデータを定期的に送信しておく。
イ 許容範囲を超える電圧や周波数からシステムを保護するために、重要な機器をUPSに接続する。
ウ 重要なデータを安全に保管するために、プログラムやデータファイルのコピーを禁止して、1か所に集めて厳重に管理する。
エ ネットワーク機器の管理を設置場所に近い各部署に任せて、集中管理しないようにする。

解答



解説

 遠隔地にバックアップ用のシステムを構築して、復旧に必要なプログラムやデータを定期的に送信しておくことは、適切です。

 UPSuninterruptible power supply)すなわち無停電電源装置への接続は、短時間の停電などにのみ有用な手法です。

 重要なデータを安全に保管するために、プログラムやデータファイルのコピーを禁止して1か所に集めて厳重に管理するのでなく、バックアップを別の場所に保管した方がいいでしょう。

 ネットワーク機器の管理を設置場所に近い各部署に任せるのではなく、集中管理するべきです。


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