第1種情報処理技術者試験 |
2000年度 = 平成12年度 |
午前 |
問35 |
CSMA/CD方式のLANノードの送信動作に関する記述として、適切なものはどれか。
ア 各ノードに論理的な順位付けを行い、送信権を順次受け渡し、これを受け取ったノードだけが送信を行う。
イ 各ノードは伝送媒体が使用中かどうかを調べ、使用中でなければ送信を行う。
ウ 各ノードをリング状に接続して、送信権を制御するための特殊なフレームを巡回させ、これを受け取ったノードだけが送信を行う。
エ タイムスロットを割り当てられたノードだけが送信を行う。
イ
CSMA/CD(carrier sense multiple access with collision detection)は、1本のケーブルによる共通の伝送路でつなぐ主にバス型LANで利用されているデータ送信の制御方式です。送信データを送った際に衝突を検知すると、送信を中断します。送信元とあて先の特定のためにデータリンク層でMACアドレスを使用します。
ア 各ノードに論理的な順位付けを行い、送信権を順次受け渡し、これを受け取ったノードだけが送信を行うのは、トークンパッシング方式です。
イ CSMA/CD方式では、各ノードは伝送媒体が使用中かどうかを調べ、使用中でなければ送信を行います。
ウ 各ノードをリング状に接続して、送信権を制御するための特殊なフレームを巡回させ、これを受け取ったノードだけが送信を行うのは、トークンリング方式です。
エ タイムスロットを割り当てられたノードだけが送信を行うのは、TDMA(time division multiple access)=時分割多重アクセスです。