ソフトウェア開発技術者試験 2002年度 = 平成14年度 午前 問47

 ソフトウェアの要求定義や分析・設計で用いられる技法に関する記述として、適切なものはどれか。

ア 決定表は、条件と処理を対比させた表形式で論理を表現し、複雑な条件判定を伴う要求仕様の記述手段として有効である。プログラム制御の条件漏れなどのチェックにも効果がある。
イ 構造化チャートは、システムの“状態”の種別とその状態が遷移するための“要因”との関係を分かりやすく表現できる。
ウ 状態遷移図は、DFDに“コントロール変換とコントロールフロー”を付加して、制御系システムに特有な処理形態を表現することができる。
エ 制御フロー図は、データの“源泉、吸収、流れ、処理、記憶”を基本要素とし、システム内のデータの流れのネットワークを表現することができる。

解答



解説

 決定表は、条件と処理を対比させた表形式で論理を表現し、複雑な条件判定を伴う要求仕様の記述手段として有効で、プログラム制御の条件漏れなどのチェックにも効果があります。

 システムの“状態”の種別とその状態が遷移するための“要因”との関係を分かりやすく表現できるのは、状態遷移図です。

 DFDに“コントロール変換とコントロールフロー”を付加して、制御系システムに特有な処理形態を表現するのは、制御フロー図です。

 データの“源泉、吸収、流れ、処理、記憶”を基本要素とし、システム内のデータの流れのネットワークを表現するのは、DFDです。


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