ソフトウェア開発技術者試験 2002年度 = 平成14年度 午前 問52

 トップダウンテストと比較したときのボトムアップテストに関する記述のうち、適切なものはどれか。

ア 既存のシステムを修正してシステム開発する場合よりも、新規に開発するシステムに適用すると効果がある。
イ テストの最終段階で、モジュール間のインタフェース上の問題が発見されたときの影響が大きい。
ウ 未開発の上位のモジュールを代行するスタブが必要である。
エ モジュール数の多い下位の部分から開発していくことになるので、開発の初期の段階ではプログラミングとテストの並行作業が困難である。

解答



解説

 ボトムアップテストは結合テストの方式であり、最下位モジュールから順にモジュールテストを行う方式です。下位モジュールをテストする際、その上位レベルのモジュールが未完成の場合、ドライバと呼ばれるテストモジュールを用意します。

 既存のシステムを修正してシステム開発する場合よりも、新規に開発するシステムに適用すると効果があるのは、トップダウンテストです。

 テストの最終段階で、モジュール間のインタフェース上の問題が発見されたとき、多数の下位モジュールに影響が及びます。

 未開発の上位のモジュールを代行するドライバが必要です。

 モジュール数の多い下位の部分から開発していくことになりますから、開発の初期の段階ではプログラミングとテストの並行作業が容易になります。


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