ソフトウェア開発技術者試験 2003年度 = 平成15年度 午前 問69

 DBMSが、3層スキーマアーキテクチャを採用する目的として、適切なものはどれか。

ア 関係演算によって元の表から新たな表を導出し、それが実在しているように見せる。
イ 対話的に使われる SQL 文を、アプリケーションプログラムからも使えるようにする。
ウ データの物理的な格納構造を変更しても、アプリケーションプログラムに影響が及ばないようにする。
エ プログラム言語を限定して、アプリケーションプログラムとDBMSを緊密に結合する。

解答



解説

 データベースのスキーマとして一般的なのが、アメリカ規格協会/X3/標準化計画委員会(ANSI/X3/SPARC)による3層のデータベースアーキテクチャモデルです。
外部スキーマ
 利用者の立場に基づいたデータベースの記述、アプリケーションごとに存在します。

概念スキーマ
 外部スキーマと内部スキーマの間に位置し、データモデルにしたがって記述されます。

内部スキーマ
 データベースに対して具体的にどのような構造で実現するかを表現します。

 3層スキーマアーキテクチャを採用する目的としては、選択肢の“データの物理的な格納構造を変更しても、アプリケーションプログラムに影響が及ばないようにする”が適切です。


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