ソフトウェア開発技術者試験 |
2004年度 = 平成16年度 |
午前 |
問18 |
メモリアクセスの信頼性を高めるための方式で、自動訂正が可能なものはどれか。
ア CRC
| イ ECC
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ウ チェックサム
| エ パリティ
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イ
ア CRC(cyclic redundacy check)
ビット列にそのビット列をある生成多項式で割った余りを付加して書き込んでおき、読込み時に、受信したビット列が同じ生成多項式で割り切れるか否かで誤りの発生を判断します。誤りを検査するものであり、訂正することはできません。
イ ECC(error correcting code)
ビット列に誤りがあったときに自動的に訂正できるように設計された符号です。
ウ チェックサム
データ群やビット列に関する合計値に基づいた何らかの値を埋め込んでおき、読込み時にも同じ合計作業を行って誤りを判断します。誤りを検査するものであり、訂正することはできません。
エ パリティ
データにパリティビットを付加することによってデータ誤りを発見する方法です。パリティビットを含めて1の数が偶数になるようにパリティビットを付加するのが偶数パリティ、奇数になるように付加するのが奇数パリティです。誤りを検査するものであり、訂正することはできません。