ソフトウェア開発技術者試験 |
2004年度 = 平成16年度 |
午前 |
問32 |
複数の同種のプロセッサが主記憶を共有することによって処理能力を高めるコンピュータシステムの構成はどれか。
ア オーバドライブプロセッサ
| イ コプロセッサ
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ウ 疎結合マルチプロセッサ
| エ 密結合マルチプロセッサ
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エ
密結合プロセッサは、主記憶を共有する複数のプロセッサで構成され、各プロセッサは、共有主記憶上に存在する一つのOSによって制御されます。システム内のタスクは、基本的にどのプロセッサでも実行できるので、細かい単位で負荷を分散することで処理能力を向上させます。
ア オーバドライブプロセッサ
CPUを上回る性能をもったプロセッサです。
イ コプロセッサ
CPUと並行動作するプロセッサです(たとえば浮動小数点専用のコプロセッサが組み込まれていれば、浮動小数点演算をコプロセッサに任せている間にCPUは別の演算を行えます)。
ウ 疎結合マルチプロセッサ
独立に稼働する複数のプロセッサを通信線で結合し、各プロセッサは、プロセッサごとに存在するOSによって制御されます。
エ 密結合マルチプロセッサ
主記憶を共有する複数のプロセッサで構成され、各プロセッサは、共有主記憶上に存在する一つのOSによって制御されます。