ソフトウェア開発技術者試験 2006年度 = 平成18年度・春期 午前 問27

 メモリリークに関する記述として、適切なものはどれか。

ア アプリケーションの同時実行数を増やした場合に、主記憶容量が不足し、処理時間のほとんどがページングに費やされ、極端なスループットの低下を招くことである。
イ アプリケーションやOSのバグなどが原因で、動作中に確保した主記憶が解放されないことであり、これが発生すると主記憶中の利用できる部分が減少する。
ウ 実行時のプログラム領域の大きさに制限があるときに、必要になったモジュールを主記憶に取り込む手法である。
エ 主記憶の内容と補助記憶の内容とを交換する処理のことである。

解答



解説

 アプリケーションの同時実行数を増やした場合に、主記憶容量が不足し、処理時間のほとんどがページングに費やされ、極端なスループットの低下を招くことは、スラッシングです。

 アプリケーションやOSのバグなどが原因で、動作中に確保した主記憶が解放されないことであり、これが発生すると主記憶中の利用できる部分が減少します。

 実行時のプログラム領域の大きさに制限があるときに、必要になったモジュールを主記憶に取り込む手法は、オーバレイです。

 主記憶の内容と補助記憶の内容とを交換する処理は、スワッピングあるいはロールインロールアウトです。


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