ソフトウェア開発技術者試験 |
2007年度 = 平成19年度・春期 |
午前 |
問24 |
仮想記憶システムにおいて主記憶の容量が十分でない場合、プログラムの多重度を増加させるとシステムのオーバヘッドが増加し、アプリケーションのプロセッサ使用率が減少する状態を表すものはどれか。
ア スラッシング
| イ フラグメンテーション
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ウ ページング
| エ ボトルネック
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ア
ぺージング方式の仮想記憶システムでは、必要なページが主記憶域上に存在しないページフォールトが発生すると、不要なページを主記憶域から仮想記憶装置へ書き出すページアウトを行い、必要なページを仮想記憶装置から主記憶へ読み込むページインを行います。この処理の発生頻度が高くなってシステムの処理能力が急激に低下するのがスラッシングです。
ア スラッシング
ぺージング方式の仮想記憶システムにおいて、ぺージ置換えの発生頻度が高くなりシステムの処理能力が急激に低下することです。
イ フラグメンテーション
オペレーティングシステムが、記憶領域の割当てと解放を繰り返すことによって、こま切れの未使用領域が多数できる現象のことです。
ウ ページング
仮想記憶空間と実記憶空間を、固定長の領域に区切って対応づけて管理する方式のことです。
エ ボトルネック
コンピューターやネットワークなどで、高速化など性能向上の阻害要因となる部分のことです。