応用情報技術者試験 2012年度 = 平成24年度・秋期 午前 問45

 ソフトウェアの要件定義や分析・設計で用いられる技法に関する記述のうち、適切なものはどれか。

ア 決定表は、条件と処理を対比させた表形式で論理を表現したものであり、複雑な条件判定を伴う要件定義の記述手段として有効である。
イ 構造化チャートは、システムの“状態”の種別とその状態が選移するための“要因”との関係を分かりやすく表現する手段として有効である。
ウ 状態遷移図は、DFDに“コントロール変換とコントロールフロー”を付加したものであり、制御系システムに特有な処理を表現する手段として有効である。
エ 制御フロー図は、データの“源泉、吸収、流れ、処理、格納”を基本要素としており、システム内のデータの流れを表現する手段として有効である。

解答



解説

 決定表は、条件と処理を対比させた表形式で論理を表現したものであり、複雑な条件判定を伴う要件定義の記述手段として有効です。

 システムの“状態”の種別とその状態が選移するための“要因”との関係を分かりやすく表現する手段として有効なのは、状態遷移図です。

 DFDに“コントロール変換とコントロールフロー”を付加したものであり、制御系システムに特有な処理を表現する手段として有効なのは、制御フロー図です。

 データの“源泉、吸収、流れ、処理、格納”を基本要素としており、システム内のデータの流れを表現する手段として有効なのは、DFDです。


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