応用情報技術者試験 |
2013年度 = 平成25年度・秋期 |
午前 |
問19 |
プロセスのスケジューリングに関する記述のうち、ラウンドロビン方式の説明として、適切なものはどれか。
ア 各プロセスに優先度が付けられていて、後に到着してもプロセスの優先度が処理中のプロセスよりも高ければ、処理中のものを中断し、到着プロセスを処理する。
イ 各プロセスに優先度が付けられていて、イベントの発生を契機に、その時点で最高優先度のプロセスを実行する。
ウ 各プロセスの処理時間に比例して、プロセスのタイムクウォンタムを変更する。
エ 各プロセスを待ち行列の順にタイムクウォンタムずつ処理し、終了しないときは待ち行列の最後につなぐ。
エ
本問で問われているラウンドロビンは、プロセスに優先順位を与えずに、一定時間のタイムクウォンタム(CPU割当て時間)を与え、その時間内に終了しない場合は、待ち行列の最後に戻す方式です。
ア
各プロセスに優先度が付けられていて、後に到着してもプロセスの優先度が処理中のプロセスよりも高ければ、処理中のものを中断して到着プロセスを処理するのは、静的優先度方式です。
イ
各プロセスに優先度が付けられていて、イベントの発生を契機に、その時点で最高優先度のプロセスを実行するのは、プリエンプションです。
ウ
ラウンドロビンでは、各プロセスの処理時間に比例して、プロセスのタイムクウォンタムを変更することはありません。
エ
ラウンドロビンは、プロセスに優先順位を与えずに、一定時間のタイムクウォンタム(CPU割当て時間)を与え、その時間内に終了しない場合は、待ち行列の最後に戻す方式です。