応用情報技術者試験 |
2015年度 = 平成27年度・春期 |
午前 |
問16 |
仮想記憶方式では、割り当てられる実記憶の容量が小さいとページアウト、ページインが頻発し、処理能力が急速に低下することがある。このような現象を何というか。
ア スラッシング
| イ スワッピング
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ウ フラグメンテーション
| エ メモリリーク
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ア
ア スラッシング
ぺージング方式の仮想記憶システムでは、必要なページが主記憶域上に存在しないページフォールトが発生すると、不要なページを主記憶域から仮想記憶装置へ書き出すページアウトを行い、必要なページを仮想記憶装置から主記憶へ読み込むページインを行います。この処理の発生頻度が高くなってシステムの処理能力が急激に低下するのがスラッシングです。
イ スワッピング
システム資源全体の利用率の向上などのために、主記憶と補助記憶の間でプロセスを単位として領域の内容を交換することです。
ウ フラグメンテーション
OSが記憶領域の割当てと解放を繰り返すことによって、こま切れの未使用領域が多数できてしまう現象です。フラグメンテーションの発生によって、合計としては十分な空きメモリ領域があるのに、必要とするメモリ領域を獲得できなくなることがあります。
エ メモリリーク
アプリケーションやOSのバグなどが原因で、動作中に確保した主記憶が解放されないことです。メモリリークの発生によって、主記憶中の利用できる部分が減少することになります。