応用情報技術者試験 |
2016年度 = 平成28年度・春期 |
午前 |
問7 |
リアルタイムシステムにおいて、複数のタスクから同時に呼び出された場合に、並行して実行する必要がある共用ライブラリのプログラムに要求される性質はどれか。
ア リエントラント
| イ リカーシブ
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ウ リユーザブル
| エ リロケータブル
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ア
ア リエントラント
複数のプロセスによって並行して実行されるとき、それぞれのプロセスに正しい結果を返すことができる手続きの性質を再入可能(リエントラント)といいます。再入可能プログラムを実現するためには、プログラムを手続き部分とデータ部分に分割して、プロセスごとにデータ部分をスタックとしてもつ必要があります。
イ リカーシブ
自分自身と同じ手続きを呼び出すことのできる手続きの性質を再帰的(リカーシブ)といいます。
ウ リユーザブル
いったん主記憶にロードしたプログラムを、再ロードすることなく利用できるプログラムを再使用可能(リユーザブル)といいます。
エ リロケータブル
プログラムは、実行されるときに、それを格納した磁気ディスクなどの補助記憶装置から主記憶装置へとロード(load)されます。主記憶の空いているところにプログラムをロードできると都合が良いので、多くのプログラムは、任意のアドレスに配置できるようになっており、再配置可能(リロケータブル)プログラムと呼ばれ、この作業を行うことを再配置といいます。