応用情報技術者試験 2017年度 = 平成29年度・秋期 午前 問17

 ぺージング方式の仮想記憶システムにおいて、ぺージ置換えの発生頻度が高くなりシステムの処理能力が急激に低下することがある。このような現象を何と呼ぶか。

ア スラッシング イ スワップアウト
ウ フラグメンテーション エ ページフォールト

解答



解説

 ぺージング方式の仮想記憶システムでは、必要なページが主記憶域上に存在しないページフォールトが発生すると、不要なページを主記憶域から仮想記憶装置へ書き出すページアウトを行い、必要なページを仮想記憶装置から主記憶へ読み込むページインを行います。この処理の発生頻度が高くなってシステムの処理能力が急激に低下するのがスラッシングです。

ア スラッシング
 ぺージング方式の仮想記憶システムにおいて、ぺージ置換えの発生頻度が高くなりシステムの処理能力が急激に低下すること。

イ スワップアウト
 ぺージング方式の仮想記憶システムにおいて、仮想空間単位で主記憶域からプログラムを仮想記憶装置に吐き出すこと。

ウ フラグメンテーション
 オペレーティングシステムが、記憶領域の割当てと解放を繰り返すことによって、こま切れの未使用領域が多数できる現象。

エ ページフォールト
 ぺージング方式の仮想記憶システムにおいて、マップされていない仮想アドレス空間上のページにアクセスしたときに発生する割り込みです。


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