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Java FAQ
目次

例外処理とは何ですか。

 メソッドにおける処理において、何らかのエラーが発生した場合の対処としては、次のような方策が考えられます。
  (1)プログラムを強制終了させる。
  (2)エラーが発生したことを画面などに表示し、とりあえず処理を続行する。
  (3)エラーが発生したことを標準エラーストリームに出力し、プログラムを終了する。
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 このような方策の中から、その対処法を一意に決めたら、どうなるのでしょう。たとえば(3)のようなメソッドを作るのは簡単ですが、すべての利用者が、そのような解決法を望んでいるとは限りません。
 すなわち、クラスやメソッドなどの、プログラムの《部品》を開発する際には、常に次のような疑問にぶつかることになります。

“エラーの発生を見つけることは容易に実現できるのだが、そのエラーに対してどのような対処をすればよいのかを決定できない”

 というのも、エラーに対する対処法は、部品の開発者よりも、その利用者によって決められるべきである場合が多いからです。部品の利用者が、状況に応じて、いろいろな対処法を用意できるようにすれば、ソフトウェアは柔軟なものになります。もっとも、利用者の側にとって、エラーの発生を見つけることは容易ではありません。
 このようなジレンマを解消するのが例外処理(exception handling)です。


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